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2010年12月

2010年12月20日 (月)

どっちがパクリ国家か

 中国には,日本のアニメ作品を模倣したようなキャラクターやらオブジェがあるらしい
 日本人が,目くじらたてて怒ってる

 もともとパクリ文化の総本家は日本の方だろうに,言ってて恥ずかしくねえんだろうか
 政治なんて,まるっきり欧米をパクッてきている
 明治維新の最大の偉人といえば坂本龍馬で,日本人の多くが尊敬したりするけど,実際彼が夢みていた構想は日本をアメリカみたいな国にすることだったというのは有名だろう
 日本国内では独創的なのかもしれないけど,世界的な視野でみたらただのパクリでしかない
 その後の明治憲法はドイツの憲法を丸ごとパクッていたし,明治天皇の演習なんてカイゼルのパクリだった
 教育制度にしたって,まるっきり欧米の真似だ
 まして今の憲法なんて,欧米人に作成してもらったものだし

 リーバイスをパクッたようなジーパン作ってる会社なんて,日本の会社のくせして 「Made in USA」 なんて誇らしげに宣伝していたりする
 自動車のデザインにしたって,60年,70年代の日本車なんて,欧米のデザインを完全にパクッたようなのばっかり
 ケンとメリーのスカイライン・クーペなんて,あんなのまるっきり Dodge じゃねえか

 それが今度は,日本の漫画の絵だかをマネされたってんで,やたら目くじらたてて怒ってる
 自分が好きだった漫画の絵だかを誰かが真似したら,そんなにムカつくかね
 ホントは真似されてうれしいくせに
 漫画を描いてた張本人が怒るのはわかるけど,版権とか全然関係ねえような野次馬が,さも嬉しげに目くじらたてて中国を揶揄してる
 まったく,アタマ悪りいなあ
 何かにムカつきたくて,怒ってみたくてしょうがないんだろう
 なんかもっと他の有意義なことにエネルギー使えよ

 偽ガンダム中国に立つ!!なぜか色は百式の金色
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101218-00000198-sph-soci

 
 

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2010年12月11日 (土)

抗インフル薬の影響

 いくら 『学会調査』 だの, 『○○大グループ』 だのといった枕詞をつけたところで,似非科学は似非科学なのである
 
 抗インフル薬、胎児に悪影響なし…学会調査
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101211-00000583-yom-sci

 私は,抗ウィルス剤というものの使用は,なるべく避けた方が良いのではないかと思っている

 クスリ漬け国家・日本

 日本産科婦人科学会は 『胎児に悪影響なし』 と言い,記事の中では 『赤ちゃんへの悪影響はなかった』 と書かれているが,これらの意味はだいぶ違う
 この新聞記事によれば,学会で調べたのは,ほんの150人程度のサンプル数において 『流産したかどうか』 を調べただけであって,生まれてくる赤ちゃんの脳神経系や内臓の発達に影響があるのかどうかについて,入念な追跡調査をしたわけではない
 また 『悪影響が無かった』 という結論も,流産したかどうかという限られた観察では差異が見つけられなかったという,いわゆる “ネガティブ・データ” に基づいたものだ
 ネガティブ・データは,ひとつの部分的な事実であっておろそかにはできないけれども,そこから何か大きな結論を引き出そうとすることは間違いである
 『宇宙人がみつけられない,だから宇宙人なんて存在しないのだ』 と言うのと一緒だ
 悪影響が 『無い』 のではなくて,現時点では悪影響が 『見つけられなかった』 だけであり,それをこうして学会で報告するのは自由だけど,科学論文としてはかなりレベルの低いものになる
 そういうレベルの発表に基づいて, 『赤ちゃんの・・・』 なんていう記事を書いて,抗ウィルス剤をもっと飲め飲め言うのは,いわば二重のインチキであると思う
 製薬会社からどれだけの研究資金が支給されたのか知らないけれど,こういう赤ちゃんに影響しかねないクスリの使用を促進させるために,こうした発表を持ち出すというのはかなり危険だと思う
 日本の医者は抗ウィルス剤を湯水のように処方しているというし,その使用量は世界でダントツのトップだ
 昔日本にもあり,ついこないだ中国にもあった毒の粉ミルク事件みたいなことにならなければよいが,と心配になってしまう

 

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古代日本と朝鮮文化 (金達寿)

 『日本の中の朝鮮文化 (相模・武蔵・上野・房総ほか)』
 『日本古代史と朝鮮』
 『古代日本と朝鮮文化』 
 これら金達寿氏の著書三冊を,まとめ買いした

 日本の食べ物や文化など,日本古来の独自のものだと思っていたのが,実は朝鮮半島由来というのが,かなりある
 むしろそうでないものを探す方が難しいかもしれない

 たとえば仏壇でチーンと鳴らす,あの鉄の椀みたいなの
 仏具のひとつとして日本の仏壇には無くてはならない存在だし,とくに疑問をもって眺めたことは無かった
 だけど,よくよく見れば,あれは韓国料理に出てくる鉄製の飯茶碗だ
 半島から来た渡来人が何かの宗教儀式をとり行おうとしたときに,正式な仏具が無かったので,とりあえず飯茶碗でもって間に合わせたんじゃなかろうか
 それを見た日本人が 「ああ,あれが本場の仏具であり,あれが本式の礼拝の仕方なのか」 と真に受けて,それから鉄の椀を正式な仏具として使うようになったとか
 私の勝手な想像だけれど

 日本という国や,日本文化がどのようにして出来上がったのかを考えたとき,朝鮮半島の文化やそこから渡来してきた人々ことを抜きには何も語れない
 この本を読むまでは,私の中では, 『朝鮮半島から来た人々の文化や技術が,それ以前からあった日本文化の発展に多大な影響を与えた』 ぐらいの認識だった
 つまり,あくまでも日本という国や文化が先にあって,そこに後から渡来人がやって来て,いろいろな影響を与えた,という先入観である
 どうもそうではなさそうだ

 この本では,古代日本における国や文化の始まりというのは,どうも朝鮮半島からそっくりそのまま移植されたものだろう,と言っている
 日本を造った人々というのは,それまで何世代もずっと日本で暮らしていた “先住民族” ではなく,むしろ高い文化性と最先端技術をもった人々が,彼らの文化や技術をそっくりそのまま日本列島に持ち込んだらしい
 たしかに説得力がある
 政治や技術だけでなく,地名,あるいは日本神道のしきたりなども,そのルーツは朝鮮半島にあるようだと著者は述べている
 
 ずっと後の時代のことだけど,アメリカの成立にしても,それはアメリカ原住民文化の延長線上においてアメリカ合衆国が成立したのでは決してない
 清教徒たちがヨーロッパの文化をそっくりそのまま持ち込んで成立した
 古代日本においても,渡来人と日本先住民の関係というのは,ヨーロッパ人とアメリカインディアンの関係と同じくらいの文化技術格差があったんじゃなかろうか

 さてこの本,内容も濃くて読み応えのある本だったけど,著者の日本や韓国に関する複雑な感情がどうも臭味に感じられて,あんまり読んでいて楽しい本では無かった
 とくに日本人や日本文化のルーツに関して,日本人の多くが無邪気に抱いている “原日本人” というものの幻想に対し,これでもかこれでもかとばかりにシツコク反芻しては否定していて,なんだかウンザリしてくる
 そういう著者の姿勢と自分との間に,かなりの温度差が感じられ,とても三冊全部読む気にはなれなかった

 そういえば,前に韓国の誰かが 「日本の剣道や武士道も,ルーツは朝鮮半島だ」 みたいな実にくだらないことを言って,話題になっていたことがあった
 たしかに関東地方には,かなり多くの渡来人が来ていたようで,坂東で興った武士という新人類達の血筋の多くは朝鮮半島由来であろうことは間違い無いだろう
 だけど,たとえばアメリカ西部の “フロンティア・スピリット” といえば,それはアメリカならではのものであって,いくら彼らの先祖がイギリス人だったからといって 「フロンティア・スピリットのルーツは,イギリスですから」 なんて言いだす馬鹿はいない
 国の歴史や文化の道すじを想像したりするのは楽しいけれど,こういう野暮なことを言い出す馬鹿が出てくると,とたんに気持ちが色あせて,つまらなくなる

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